紅葉がピークを迎えた「涸沢」の紅葉は、まさにお見事だった

2017年9月29日(金)から30日(土)の1泊2日で、紅葉がピークを迎えた「涸沢」へテント泊でいってきました。初日は曇り空でちょっと残念だったのですが、翌日は素晴らしい青空の下、カラフルな涸沢の紅葉を見ることができました。

登山情報

パノラマコースからの涸沢の紅葉

登山日

2017年9月29日(金)〜30日(土)

コースタイム

山行時間:1日目 5時間40分、2日目 6時間40分(※休憩時間含む)

1日目:上高地バスターミナル(5:20)→横尾(8:00)→本谷橋(9:00)→涸沢(11:00)
2日目:涸沢(10:20)→屏風ノコル(11:50)→中畠新道分岐(13:50)→徳沢(14:50)→上高地バスターミナル(17:00)

登山レポート

1日目

涸沢までは一般的なルートである横尾経由で登りました。下ってくる方に「紅葉きれいよ!がんばって!」などの声を掛けられたのが励みになり、意外と楽に到着しました。

屏風岩

涸沢に到着した11時の時点では、テントを張るスペースは充分にあり、比較的平らな場所を選ぶことができました。紅葉の時期は平日でも混雑しているという話を聞いていたので、かなり心配していたのでよかったです。前日に雨が降ったのが幸いしたのかもしれません。

ここから翌日の下山までは涸沢でゆっくりと過ごしました。そのときの写真は後半にまとめてあります。

涸沢のテント場

2日目

涸沢からの下山はパノラマコースで。屏風ノコルまでは崖沿いの狭い道や、急な岩場などがあり慎重に歩きました。ただこのコースから見る景色はいいですね。途中で槍ヶ岳が見えたときは、かなりテンションあがりました。

屏風ノコルあたりからの槍ヶ岳

屏風ノコルからしばらくは急坂の下り。大きな岩がゴロゴロした道は結構足にきました。

徳沢まで戻ったところで定番のソフトクリームを食べながら休憩。最後は足裏の水ぶくれに気をつかいながら上高地バスターミナルに戻りました。

涸沢の紅葉写真

EOS 60D+EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMをメインに、GR IIをサブで涸沢の紅葉写真を撮りました。

涸沢に着くと、どんより曇り空。紅葉の写真を撮ることは諦めて、涸沢小屋のテラスでビールともつ煮でまったりしていたら、みるみるうちに天候回復!光が当たり始めると、紅葉とカラフルなテントが鮮やかになりました。

涸沢小屋からの涸沢の紅葉

雲一つない青空もいいですが、動きのある雲と青空と紅葉の組み合わせもいいですよね。

北穂高岳の紅葉

夕ご飯を食べて、すっかり暗くなったので涸沢ヒュッテのテラスへ。お目当ては夜のテント村。この日は約700張りだったそうです。

夜の涸沢テント村

翌朝、モルゲンロートを期待して起きたのですが、まさかの曇り空…。ほんのちょっぴり穂高は赤くなりましたが…。飛騨側からはどんどん雲が流れてくるし、太陽側にも分厚い雲。とりあえず下山開始時間までの間にちょっとでも晴れて欲しいと願いながら涸沢を散策しました。

涸沢のモルゲンロート
涸沢の紅葉

北穂高岳に登る人がうらやましい。来年あたり登りたいな。

涸沢の紅葉

光があたると、とにかく綺麗。朝の曇空がウソのような快晴になりました。

涸沢の紅葉
涸沢の紅葉

涸沢ヒュッテのテラスは朝から大賑わいで、売店には長い行列。

涸沢ヒュッテのテラスから見た紅葉

まだまだゆっくりしていたかったのですが、ぼちぼち下山を開始しないと、上高地から出られなくなってしまうので、仕方なく下山することに。

涸沢の紅葉

パノラマコースからは涸沢の紅葉の全体を見ることができました。何度も振り返っては写真撮って、なかなか前に進みませんでした。

涸沢の紅葉

まとめ

休みと天気と紅葉のタイミングがうまく合って、はじめて涸沢の紅葉を自分の目でみることができました。2日間とも晴れることを期待していたのでちょっと残念でしたが、様々な表情の涸沢の紅葉をみることができて大満足。

他にも登りたい紅葉の山はたくさんあるので、毎年行くわけにはいきませんが、また必ず見に行きたいと思います!